ヤンマーが推進する『スマート農業』は、最先端のロボット技術とICTを活用して省力化や高品質生産を推進する、未来を見据えた農業です。後継者不足や耕地面積の大規模化といった課題がある中、経験と勘に頼るこれまでの農業を継続するのではなく、データに基づいた農業の効率化が今、必要とされています。
例えば、ロボットトラクターやオートトラクターは衛星から位置情報を取得し高精度な作業を自動で行うので、精度を保つためのスキルは不要で疲労も軽減。この農機から収集した稼働情報や作業記録をスマートアシストで電子化すると、機械とほ場の状態をスマートフォンなどでどこでも確認でき、より効率的な農業経営をサポートします。特殊カメラを積んだドローンで稲を空撮し生育状況を分析するリモートセンシングでは、生育不良やバラつきの原因を推定し、ほ場の改善を行うことで収量向上や品質改善を実現します。また、リモートセンシングで把握した生育状態の良し悪しはスマートアシストで確認できます。撮影時間や天候による光量や光の角度の影響を受けない解析結果を出せるため、ほ場の状態を経年で比較することができます。
ひとつの作業だけではなく、あらゆる作業を連携させ、PDCAを回すことで就農者の省力化・軽労化はもちろん、生産性の向上や作業の効率化にも繋がります。就農者が行なっていた作業の多くをロボットやテクノロジーの力へと移行させ、農業経営をより効率的にトータルサポートするのがヤンマーの『スマート農業』。これからの未来に欠かせない、新しい農業のカタチです。